ひるね日記neo

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2017.9.29 NHKEテレ 奇跡のレッスン バドミントン後編

2日後の試合に向けて部活内で練習試合をします。
レオくんは部内2位のタクヤくんと対戦します。タクヤくんはチームのエースのひとり。レオくんにとっては遠く離れた人で、「新林(タクヤくん)に弱点はあるのかな?」と思う存在でした。
試合前先生は、タクヤくんには「失点ゼロをめざせ」レオくんには「失う物はないのだから自分らしく100パーセントでプレイすればいい」と言います。
いきなりレオくんが先制。デュースまでもつれたあとタクヤくんが勝ちましたがタクヤくんは自分に納得できずそれは態度に出てしまいます。接戦に持ち込めたレオくんは先生にうれしいか?と聞かれ、「もっと出来たと思う。悔しいです」と答えます。レオくんの成長が見えます。先生はタクヤくんにはわざとプレッシャーを感じさせたのでした。
タクヤくんはすぐにケンくんと対戦。タクヤくんは勝ちましたが、まだ何かふっきれてきってはいないようす。
そのあと部員を集めて先生のお話。君たちは勝つか負けるかなど、いろんなことに気をとられている。もっとも大事なことは敵にとらわれずきちんと自分を見つめることなんだ。

先生がチビジュ、じゃないや1年生にダンベルの振り方を教えてるんだけど、1年生がめっちゃかわいい(笑)

次の日はダブルスの練習。
ケンくんがスマッシュを打たなかったわけを先生に聞かれます。ケンくんは「体制が整わなかったり空いているところに打った方がいいかと思って」と答えましたが、先生は、それは間違っていると断言しました。
シングルスならスペースが広いからそれでもいいけれど、狭いダブルスでは常に相手にプレッシャーを与えていないといけない。プレッシャーをかけない日本の選手をたくさん見てきたが、押すことが大事なのだ。押さなければ相手はつけあがってくる。ダブルスはプレッシャーの闘いなのだ。攻撃し続けることが相手への最大のプレッシャー。
顧問の先生はダブルスの組み合わせを悩んでいましたが、シデク先生はタクヤくんとケンくんを組み合わせました。

実力校の大泉中との対戦。
レオくんは負けましたが接戦に自信を持ちました。
タクヤくんは実力者と対戦して完敗。試合後は落ち着きませんでした。
大森二中はシングルス全敗でした。試合は残すところダブルスのみ。

シデク先生はタクヤくんを呼びます。
タクヤくんはダブルスに選ばれていることには前向きな気持ちがあったのでしょう、先生に呼ばれるとシングルスで負けてふてくされた態度は消えていて、まっすぐに先生の言葉を受け止める表情です。
先生は「過去のことは忘れなさい。シングルスはシングルス、ダブルスはダブルスだ。敵のことを考えずパートナーを気にかけてあげなさい」と話すのですが、英語を通訳しての話なのですが、先生の手のゼスチュアに特徴があって、ちょっとした動きでものすごく生徒の心を指導しているようです。「忘れなさい」というあのやりかたで、子どもだったらこう言われてこうされたらすぐに意識を変えられるだろうなと思った。(たぶん大人でも)

ダブルスは1セットしかやらなかったのですが、そうなのかな? とにかくタクヤくんとケンくんは強豪相手に接戦を勝ちきりました。しかしふたりはシングルスで負けたことが悔しくて喜べなかったのでした。
少し沈んでいた子ども達に、先生は特訓を始めます。子ども達の表情は生き生きとしています。失敗を記憶にとどまらせないで成長した喜びで上書きさせてしまったのです。

最終日には先生は一流選手の技を教えてくれました。打つ瞬間にラケットの面の角度を変えて敵に予測されないショットを打つのです。だから相手が打つ瞬間のラケットの向きを見ていないといけないのでした。
また、動揺は相手に勝つヒントを与えてしまう。自分は相手のボディーランゲージから感じ取るのだ。

こうしてシデク先生のレッスンは終わり。
このあとの子供たちのことも知りたくなりますが、それは1年2年より長いタームで見ることなのでしょう。
最後に家でお母さん達が撮った子供たちの様子がちょっと映るのですが、ケンくんとレオくんはとても素直な子なのです。もともと部活内の地位が高くなかったので失うものがなかった。そこがシデク先生が彼らを中心にしてみようと思った所かなと思いました。