ひるね日記neo

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1/1 NHKドラマ 風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)編

みなもと太郎の「風雲児たち」って40年以上前から?あるマンガかな。時に触れて褒められてるマンガだとは知ってたんだけど、一度も読んだことなくて。
みなもと太郎の他のマンガは雑誌に載ってたりすれば読んだことあるんだけど。新撰組ギャグマンガとか(かな)
そうかあ、江戸時代を通じてのいろんな風雲児たちの話が続いてく話だったのかあ。やっと知った。

ドラマはものすごく丁寧に作ってあって画もキレイだし演技もいいし内容も、心情だけじゃなくてその時代のいろんなことが知れて勉強になるしおもしろかった!
さすがその昔には名ドラマ「天下御免」を作ったNHKさんですわ。NHKさんじゃなければこうは出来ませんわ。

前野良沢役が片岡愛之助。もともとテレビで名を売ったのが三谷の新撰組の時の官軍のダレトカ役だったと思うけど、
しどころが全部わかってるからいいですね。とてもよかったです。

杉田玄白役が、誰だろう誰だろうと思って見たんだけど、新納慎也さんという人。聞いたことあるようなないような? 舞台の人? 知らないだけに色が付いてなくてこういう人が主役のひとりなのもいいと思ったし、

玄白に付いて歩くちょっと三枚目なのが「大江戸ロボコン」で知った(元はやはり大河で好演されたらしい)村上新悟(字が違う?)さんで、見てて楽しかった。

なんで知ってるのか憶えてないけどみんな知ってる鼻は高いの翻訳苦労話はホントとは違うと初めて知りましたが、ドラマを見てたらフルヘッヘンドはなかったらしいけどフルヘーベルと言っていました☆

前野良沢はお屋敷に住んでてお金持ちだったんだなと思ったら、なんとか藩の藩医だったそうだが、そもそも「藩」という言葉がはっきりできたのは幕末と聞いたことがあるけど、そうするとほんとは何と呼ばれてたんだろう(^^;
わかんないけど、藩で最高知識階級だったことは確かで、長崎に行ける人も上流じゃなきゃいけないし。

単語がわからない大苦労の末の訳でも3年半で1冊やり遂げたんだから、ものすごいスピードだなと感心。

ドラマで見るとすごーく小綺麗にステキに勉強しあっていたが、
ほんとは自分たちだけにわかるようになってるぐっちゃぐっちゃな部屋じゃなきゃああいうこと出来なくないか?と思ったけど、どうだろうか。
こういう描き方ってよく見るけど、ちょっと江戸時代を美化しすぎじゃないだろうか?

権力者に認められないものは潰される、逆に言うと長く残ってるものはどこかで権力者の庇護を受けてるというところがわかるようになってた。
(田沼意次役の草刈正雄はそんなに年でもないのではと思うのだが老けて見えたしよく聞き取れなかった)

この後蘭学は隆盛になった、ということですよね。


ちなみに、幕末になってオランダ語を猛勉強した(例の適塾とかで)福沢諭吉が横浜に行ったらすでにオランダ語は廃れてて英語の時代になってて愕然とし、
でも気を取り直して今度は英語だ、と思って勉強しなおしたら、ひとつヨーロッパ語をわかってると次は相当憶えるのが早いというのがあって、英語の習得はとても早かったみたいですよね。どこかで読んだんですけど。
(今ちょこっと調べたら、なんと前野良沢福沢諭吉は同じ中津藩の人だった。進取の気性のある藩だったんだなー)